バイオリンの独学

バイオリンの独学をエレキバイオリンで始めた理由は?エレキバイオリンにして良かった点・悪かった点

Tsugumi
Tsugumi
はじめまして、桜木継実(Tsugumi Sakuragi)と申します。

社会人になって随分と経ってから、ふと思い立ってバイオリンの練習をはじめました。

最初はエレキバイオリンで独学で始め、その後バイオリン教室に通い始めたところ8ヶ月ほどで通えなくなり(人事異動)、今はまた自宅での独学に戻っています。

今回は独学でエレキバイオリンを選んだ理由と、実際にエレキバイオリンで練習してみてどうだったのかということについて書きたいと思います。

「こんな始め方をした人もいる」という一例として読んでいただければと思います。

エレキバイオリンを選んだ理由

私が独学を始める際にエレキバイオリンを選んだ理由は以下の通りです。

  1. アコースティックバイオリンと比べて音が小さい
  2. アコースティックバイオリンと比べてメンテナンスしやすい
  3. 最安値だと1万円程度から始められる

それぞれの理由を説明します。

理由① アコースティックバイオリンと比べて音が小さい

バイオリンを自宅で練習する場合、心配なのは音ですよね。

しっかり防音された部屋が自宅にあれば問題ないのですが、防音室がない場合や練習時間が夜遅くになってしまう場合は、ご近所迷惑にならないか気になるところです。

私も平日の練習時間が21時~22時あたりで、近所のお子さんがもう寝ている時間だろうと思うと音が大きいのは絶対NGだと思いエレキバイオリンを選びました。

実際に両方試してみてアコースティックバイオリンとエレキバイオリンの音がそれぞれどのくらいだったか書きます。

アコースティックバイオリンの音の大きさ

アコースティックバイオリンは木でつくられているバイオリンです。バイオリンと言うと、こちらの方を思い浮かべる方のほうが圧倒的に多かろうと思います。

小さいのに本当に大きな音が出るので、自分で弾いていてもいまだにびっくりします。

弱音器(バイオリンミュート)なしだと、防音された部屋以外では弾けないくらいの音の大きさで、弱音器をつけると大きめのテレビの音程度になります。

日中は自宅でも練習できそう。でも夜の練習はご近所迷惑なので、思い切り練習するならどこか防音がしっかりした場所に行かないと無理だなというのがアコースティックバイオリンを弾いた時の感想でした。

エレキバイオリンの音の大きさ

エレキバイオリンは、アンプにつなげて音を大きくして演奏できる電子回路をもったバイオリンです。
音を共鳴させるボディが無いため、アコースティックバイオリンと比べてかなり音が小さいです!

個人的な体感としては、『アコースティックバイオリンにミュートをつけて弾く音量』≒『エレキバイオリンに何もつけずに弾く音量』くらいです。

エレキバイオリンにミュートをつけると、我が家の場合は特に防音対策をしていない部屋でも外への音漏れが気にならないくらいの怨霊まで抑えられます。

そのまま練習しても良いですし、エレキバイオリンにヘッドフォンを接続して自分だけ大きな音を聞きながら練習することもできます。

夜の自宅でも気兼ねなく練習できるので気に入っています。

理由② メンテナンスしやすい

アコースティックバイオリンはオーケストラの中で最も繊細な楽器と言われています。

というのも、アコースティックバイオリンはボディが木製なので日頃の扱いと保管に気をつける必要があります。

アコースティックバイオリンの取扱で気をつけるべき点

  • 落とす、ぶつけるはご法度
  • 高い室温に弱く、40度以上は危険
  • 低い湿度に弱く、40%以下は危険

まずボディが薄い木なので落としたりぶつけたりすると本当に危ないです。下手したら一発で壊れます!

そして高い室温に弱いので、うっかり炎天下の車内に置くとアウトです。これはバイオリンのパーツを接着している膠(にかわ)が高温で溶けてしまうからです。外に持ち出す場合は車内に置き去りにせず持って歩く、自宅でも夏場はバイオリンを涼しい部屋に置いておくよう気をつける必要があります。

また、湿度が40%を切ってくると木が収縮してひび割れの原因になってしまいます。特に冬の寒い時期に暖房を効かせていると湿度が40%を切ることは大いにありえるので、室内の湿度が低い場合は加湿器等で湿度を40%以上にしたほうが良いです。

対して、エレキバイオリンはソリッドボディなので割れたり剥がれたりを気にしないで済みます。私の住んでいる地域はまさに夏は暑く冬はカサカサに乾燥するので、メンテナンスのしやすさの面でもエレキバイオリンの方が勝っていました。

理由③ 最安値だと1万円程度から始められる

アコースティックバイオリンもエレキバイオリンも、最安値で1万円程度から購入することができます。

しかしアコースティックバイオリンの1万円程度のものを見ると、「おもちゃ」「使い物にならない」「買わないほうが良い」といったレビューが目立ちます。

また、初心者がコストを最小限に抑えてアコースティックバイオリンを買うとしたらせめて3万円~5万円は出したほうが良いという意見が多いです。

一方でエレキバイオリンだと1万円程度のものでも初心者が持つのであればよいのではないかという肯定的なレビューが目立ちます。全くの初心者が自分で購入している例も多く、アコースティックバイオリンを買うよりはかなり敷居が低いと言えます。

私が一番初めに買ったのも、約1万円のエレキバイオリンでした。

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万が一途中で続かなくなってしまっても、このくらいなら許せるかな…と気軽にチャレンジできました。

特に私の場合は飽きっぽい性格をしているということもあり、いざという時にお財布にあまり打撃がないという点もエレキバイオリンを選んだ理由になります。

エレキバイオリンにしてみて、実際どうだった?

実際にその後エレキバイオリンを購入して練習していましたが、結果としては「悪くない選択」だったと思っています。

エレキバイオリンを選んでとても良かったと思うこともあれば、使っているうちにちょっと後悔することもあり…という感じです。

以下、エレキバイオリンにして良かった点と後悔した点を書きます。

エレキバイオリンにして良かったなと思ったこと

実際にエレキバイオリンで練習を始めてみて、よかったなと思った点は以下になります。

良かった点

  • 音が本当に小さい。夜でも安心して練習できる
  • 初期費用の安さから、もし挫折してもそんなに損はしないと楽な気持ちで練習を開始できた
  • バイオリン演奏を宅録して遊べる
  • アコースティックバイオリンを買った後も、夜間の練習で活躍中

Tsugumi
Tsugumi
音の小ささは大満足でした!

バイオリンミュートをつけずに練習しても十分音が小さいですが、ミュートをつけると夜中でも思い切り練習できるくらい音が小さくなりました。

また初期費用が安かったので「もし失敗してもそんなに損はしない」という気持ちであまり躊躇することなく練習を始められました。

意外と良かったのが、私の趣味が元々宅録だったのでエレキバイオリンをつないで録音して遊ぶとすごく楽しくて、それだけでも買ってよかったなと思いました。

そしてアコースティックバイオリンを買った今でも夜に練習する時はエレキバイオリンを使っています。最初に買った1万円のものはさすがに壊れ、今は2代目のエレキバイオリンと練習を頑張ってます。

エレキバイオリンにして後悔したこと

エレキバイオリンで独学を始めたこと自体はそれほど後悔していないのですが、やはり良い点ばかりではありませんでした。

後悔している点

  • アコースティックバイオリンに移った時、しばらく違和感があった

後悔しているのはひとつだけ。

アコースティックバイオリンに持ち替えた時にすごく違和感があったことです。

うまく言葉で表現できないのですが、エレキバイオリンのように軽く弾けない感じ。アコースティックバイオリンの方が弾くのが難しいと感じました。

購入前に「エレキバイオリンから始めるとアコースティックバイオリンに持ち替えた時に苦労するよ」という書き込みを多数見ていたのですが、まさにその通りでした。音の大きさが許されるのであれば、アコースティックバイオリンから始めることを私もおすすめします。


結論:音の問題がなければアコースティックバイオリンを選ぶ方が個人的にはおすすめ

今回は独学を始める際にエレキバイオリンを選んだ理由と、実際にエレキバイオリンを使ってみて良かった点・悪かった点について書きました。

私個人の結論としては以下の通りです。

  • 防音室がない・夜遅くに練習するならエレキバイオリンがおすすめ
    (ただしアコースティックバイオリンに変えた時、違和感に悩まされるかも)
  • 音が大きい・少し高くてもよければアコースティックバイオリン一択

Tsugumi
Tsugumi
メリット・デメリットを書き出してみると、これなら最初からアコースティックバイオリンとしっかりしたミュートを買い、休日の日中をメインに練習し、平日は夜遅くまで練習しないという選択の方が良かったかなと今では思っています

楽器である以上練習中の騒音問題はついてまわりますし、どのくらいの価格帯のものを買うかは各人のお財布事情にもよります。

購入前に音量・コスト面からどちらにするかよくよく検討すれば、私のように後で「失敗だったかなー」と思うこともないと思いますよ:)

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