バイオリンDVD

【祝】池田先生のヴァイオリンレッスンDVDを2年2か月でやりきった感想

お久しぶりです、Tsugumiです。

久々に自分のブログを開きました。その理由は…

池田先生の『たったの30分で弾ける!初心者向けヴァイオリンレッスンDVD』をついにやりきったからです!

\イェーイ!!/

ついにやった!長かった!

買ったのいつだったかもう思い出せない…と思ってたら、自分ブログに2019年10月5日に買ったときの記事が残ってました(書いといてよかった)

今日が2021年12月12日なので、約2年2か月。

長くかかりましたが、飽き性の自分にしてはよく頑張ったと思っています(親父に追い抜かれた悔しさが糧になったとも言える)

というわけで、やり切った記念に感想を書いときたいと思います:)

ヴァイオリンレッスンDVD、やり切った感想

まずは完遂した喜びから。

情熱大陸が弾けるようになったのが嬉しい

感想として一番にこれを挙げたい。

Tsugumi
Tsugumi
情熱大陸がひけるようになったことが何よりも嬉しい。それしか言えないくらい嬉しい

DVD届いた日に楽譜読んだ時は「うわ絶対無理」と思ってそっと楽譜を閉じました。

途中挫折しかけましたが、それでもちまちま練習を続けていたら、ついには弾けるようになりました…!

先日、リモート昼休み(テレビ会議しながらお昼ご飯食べる)で「最近何してるの?」みたいな話になった時、「家でバイオリン練習してます」って言ったら「何か弾いてよ」って言われて弾きました、情熱大陸。

好評でほんっとうに嬉しかったです。「超練習してるじゃん」って言われて本当に嬉しかった。ただ、最初に情熱大陸を披露してしまったので、他は何弾けるの?って言われてちょっと苦しかったです(他の曲から弾けばよかった)

バイオリンの独学を始めた時の目標が「情熱大陸を弾いてみたい」だったので、池田先生の編曲バージョンを弾けるようになって、当初の目標達成にかなり近づいてきました。

誰に気兼ねすることなく、自分のペースで進められた

8か月だけとはいえ一時期バイオリン教室に通ってた身としては、「DVDでバイオリンの勉強ってできるんだろうか?」という不安もありました。

しかし、DVDを見ながら自宅で自習するという方法だと「マイペースに続けられる」という点が、自分にはとてもよく合ってました。

仕事が忙しければ一旦止めるのも自由。

教室をお休みする場合だと、先生に連絡したり、別の日に振り替えていただいたり、お休みが続く場合は休会の手続きしたりするんですけど、DVDなのでスケジュール調整不要。

コロナ渦まっただ中で仕事もプライベートも大変だった時期、自分のペースで練習できるというところがすごく助かりました。

途中からリモートワークになって、仕事のお昼休みにDVD再生して練習できるようになったのも非常に都合が良かったです(夜に練習するより、昼間の方が音の心配が減る)

コストパフォーマンスの良さが圧倒的だった

1年半使って振り返った時点で、「このDVDコスパ良いな…」と感じてました。

池田先生のヴァイオリンレッスンDVD。1年半使って感じたメリット・デメリットこんにちは、Tsugumiです。 エレキバイオリンで独学開始。独学に挫折してアコースティックバイオリンを買いバイオリン教室へ。その...

今回、最後までやり切ったので、改めてコスパがどうだったか考えてみました。

池田先生のバイオリンDVDは2021年12月12日現在で32,780円。

私は元々バイオリンを持っていたのでDVDだけ買いましたが、途中でエレキバイオリンが壊れて新しいのを買ったので、結局楽器セットを買ったのと同じくらいになりました。

エレキバイオリンとDVDのセットが同じく2021年12月12日現在で、87,340円。

アコースティックバイオリンのセットだと、104,280円。

もし自分がDVDに取り組んでたのと同じ期間、バイオリン教室に通ってたとすると…

期間 バイオリン教室代 通算
初月 61,700 61,700
2か月 10,450 72,150
3か月 10,450 82,600
4か月 10,450 93,050
5か月 10,450 103,500
6か月 10,450 113,950
7か月 10,450 124,400
8か月 10,450 134,850
9か月 10,450 145,300
10か月 10,450 155,750
11か月 10,450 166,200
1年 10,450 176,650
1年1か月 10,450 187,100
1年2か月 10,450 197,550
1年3か月 10,450 208,000
1年4か月 10,450 218,450
1年5か月 10,450 228,900
1年6か月 10,450 239,350
1年7か月 10,450 249,800
1年8か月 10,450 260,250
1年9か月 10,450 270,700
1年10か月 10,450 281,150
1年11か月 10,450 291,600
2年 10,450 302,050
2年1か月 10,450 312,500
2年2か月 10,450 322,950

実際は途中でテキスト買ったりしないとなので、数千円~1万円くらい誤差はあると思いますが、私の通ってたとこだと2年2か月で約32万円

DVD3枚分にレッスン39回分のボリュームがつまってるので、1か月に3回レッスンに通ってた私の場合は、1回たりともレッスンを休まなければ1年1か月分の内容ということ。1年1か月のところを見ると187,100円なので、楽器セットを買ってたとしても、教室に比べてかなりお得だったようです。

そして1年1か月分のレッスンを2年2か月ってことは、私は2倍時間をかけてしまったと…

親父(もうすぐ定年)が1年ちょっとでDVDやりきった時「えっ? 早くね!?」と驚きましたが、あれは親父の進み具合が妥当で、私がものすごく遅かったんですね(計算しなければよかった)

でも、8か月だけ教室通ってた時でさえも仕事の都合で翌月にレッスン延ばしたり、それでも駄目で練習回数欠けたりしてたから、時間はかかったけど教室よりDVDの方が私の生活には合ってたんだろうなと思います。

2年2か月、楽しませていただきありがとうございました:)

終盤の曲で、DVDの利点が身に染みた

DVD2枚目の最後~3枚目は、本当に何回もレッスンを観直さないと私は無理でした。

もしバイオリン教室で生身の先生に教えてもらってたら、どれだけご迷惑をおかけしただろうと想像すると、ぞっとするくらい繰り返し観てました。

曲で言うと、

  • アイネクライネ・ナハトムジーク
  • パッフェルベルのカノン
  • トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」
  • 情熱大陸

この4曲が本当につらかったです。

パッフェルベルのカノンは冒頭のゆったりさに騙されて、途中から泣きました。

精神的に一番しんどかった曲ナンバーワンは、アイネクです。

今弾いてみると大丈夫なんですけど、練習してた当時は楽譜も難しいし、ゆっくりめのお手本演奏に全然ついて行けず。

そこまで練習してた曲があまり苦労してなかったのもあって、アイネクはもう本当に心折れるかと思いました。

ただ、そこで苦しんだからパッフェルベルのカノンに耐えられ、誰も寝てはならぬはそこまで苦しまずに済んだのかなと思います。

それでもやっぱり、最後の情熱大陸は運指が大変…

少し音がずれると自分で気になってしまうし、ラストの一番高い音でミスることの多さ。最後まで集中力を保つ大変さを知りました。

DVDをやり終えてみて、「もしあのままバイオリン教室に通ってたらどうなってただろう」と想像すると、私の性格上、進捗が悪すぎて先生に申し訳なく、教室を自ら辞めパターンもあっただろうなと思います(その前にコロナで通えなくなってた説もある)

何回でも観られるDVD形式だったからこそ気兼ねなく練習を続けられたんだと思うと、そこは個人的に大きな利点だったなと改めて思いました。

DVDでやってみて、反省したこと

2年2か月、思い返せばいいことばかりではありませんでした。ということで、反省点もちゃんと書いておきたいと思います。

2年2か月は時間かかりすぎ(率直に)

これが個人的に一番の反省です。

Tsugumi
Tsugumi
ダラダラして本当にすみませんでした!

最後までやり切ったのは自分で自分を褒めてあげたいけど、2年2か月はさすがにのんびりやりすぎたよ。さっき調べてびっくりしたよ。2倍だよ。1か月1.5レッスン分だよ。

ただ、思い返すとやっぱりこのくらいが限界だった…コロナで仕事も大変だったのも重なってアイネクライネ・ナハトムジークの練習やめたくなった。難しすぎて。

何が悪かっただろうなと考えてみると、DVDでマイペースに勉強できるがゆえに「人に見られてないからいいや」っていう気持ちがでてきて。

難しくて弾けないフレーズを繰り返し練習してる途中で、まだそんなに時間経ってないのに「今日は駄目だ。ここまでにしよう」って練習をやめてしまう日もありました。

DVDで池田先生が教えてくれるので、疑問は解消されるんです。おかげさまで、完全に自分で独学するよりも圧倒的に楽だったはずなんですよ。

ただ、練習続くかどうかは「自分の勤勉さ」にかかってるんですよね。そこで自分の不真面目さが如実に表れた格好です。

教室に行けば先生に見られるプレッシャーでしんどくなり、自分一人で練習すれば怠け心が出てしまう。本当に難しい。

披露する相手が居ないのが良くなかったかも

最初の頃の練習はとても上手くいっていました。

というのもYoutubeに演奏動画を載せてて、自分で「この曲は何日まで!」と決めて、ペースを守って練習できてたんですよね。

これはうまい練習方法を思いついたもんだなんて思ってたんですけど、途中で「著作権法守らないのは駄目じゃない」と気づいて止めまして(編曲されてるので権利侵害になってしまうんですね。本当にごめんなさい)

ただ、そうすると披露する場がない。そんな状態のままやってたら「誰に聞かせるわけでもないんだし、別に頑張らなくていいや」という方向に考えが悪化。

そういう風にならないように定期的に池田先生のメールが届くんだろうけど、その頃は池田先生のメルマガが自分のやってる曲を追い越してしまって。

文面には「メールの内容が先に進んでても、焦らず自分のペースで」と書いてあるものの、「あー自分は先生が想定してるスピードより遅れてるんだ」という思いが拭えず、もう8割くらい心折れかけてました。

そこから復活してやりきれたのは、途中から同じDVDを始めた親父に追い抜かされた事件と、最終的にSkypeでリモート練習報告会(という名の親父からの監視)が効いたんだと思います。

Tsugumi
Tsugumi
やっぱり誰かに見てもらう予定があるって大事

バイオリン教室通ってた時は発表会ありますよって言われて「うわ絶対出たくない」と思っていたのに、今となっては「そういう機会があるから練習に身が入るっていうのもあるんだな」と、考えが変わりました。

自分がどういう性格なのかは自分が一番よく分かってるんだから、もっと学び方工夫すればよかったよなと思いました。

コロナで教室通うのが無理でも、オンラインレッスンとか検討してたら、もっと早く終われてたのかも…この反省を今後に活かそう。

2年2か月で出来るようになったこと

自分の不真面目さもありDVD3枚組が終わるまで随分時間をかけてしまいましたが、それで結局何ができるようになったんだいっていうお話を書いてしめたいと思います。

バイオリンで弾けるようになった曲

池田先生のバイオリンレッスンDVDで、弾けるようになった曲はこんな感じ。

  • きらきら星(これは独学してた時期に自分で練習してた)
  • 歓びの歌(これも練習してたけど、編曲が違った)
  • アメイジング・グレイス
  • 見上げてごらん夜の星を
  • アイネクライネ・ナハトムジーク
  • パッフェルベルのカノン
  • トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」
  • 情熱大陸
  • 君をのせて(おまけ曲その1)
  • 花は咲く(おまけ曲その2)
  • 春の海(メルマガのアンケートに答えていただいた楽譜で)

そして途中、挫折しそうになった時に練習して弾けるようになった曲たち(見て聴いて必ず弾けるヴァイオリン入門に載ってた曲)

  • ジムノペティ第一番
  • 涙そうそう
  • 手紙~拝啓 十五の君へ~
  • 未来へ
  • 世界に一つだけの花
  • ハナミズキ
  • 雪の華
  • イエスタデイ・ワンス・モア
  • G線上のアリア
Tsugumi
Tsugumi
アイネクが辛すぎて寄り道しすぎた

その他、新しすぎる曲でまだ楽譜が売られてなくても耳コピ→何回か弾いて運指覚えるというのが出来るようになり、弾きたいと思った曲をすぐ弾けるようになりました。

楽譜が読めるようになった

DVD付属のテキストを読んで知識がつき、最終的に自分で楽譜を読めるようになりました。

最初は「楽譜が読めなくても弾ける!」っていう謳い文句に惹かれてたし、実際に最初の頃はごくゆっくりとしか読めませんでした。

しかし練習で出てくる音符や演奏記号を、テキストの中やDVDの中で先生が説明してくれて、最後あたりはもう自分で楽譜読めるようになってました。

なんというか、最初はバイオリンを置いて鉛筆を持って楽譜をじっと眺めてたんですけど、最近は譜面台に置いた楽譜のト音記号の位置を見て、そこから音符がどれだけ離れてるかをぼんやり見ると、どの弦のどこ抑えるか勝手にわかるみたいな。読みながらバイオリン弾くみたいな感じに成長しました。

自分で楽譜が書けるようになった

これは意外な効果だったのですが、まあ読めるようになったら書くのも出来るよねという。

なんで楽譜を自分で書くことになったのかというと、まだパッフェルベルのカノンを練習してる私に、半年遅れで練習始めた親父が情熱大陸弾けるところを見せてくれたのがきっかけです。「バイオリンって年取ってから趣味にしてもいいんだな」と素直に感動したんですけど、「DVD終わっちゃったから、他に何か弾ける曲ない?」って聞かれて。

弾けそうな楽譜を自分で探しなさいよと言ったものの、独学の時に何が一番助かったかなと思い返してみると、やっぱりYoutubeの動画だったり、このDVDだったり、初心者でも弾けるように曲を解説してくれている情報が何よりもありがたかったよなと。

そこで自分でも、著作権侵害にならないようにパブリックドメインの曲に限定して自分で楽譜を起こす→それに指番号やドレミを振って、初めての人でも弾けるようにしてみよかなと思って、こんな記事を書いてました。

こういうのをやってみようと思えたおかげで、

  • 曲を聴いて自分で楽譜を起こせるようになった
  • 練習用の運指を考えつつ指番号を振るようになった
  • DAWソフトでバイオリン演奏を打ち込めるようになった
  • ごく簡単な伴奏なら自分でつけられるようになった(キーボードもやり始めた)
  • それを組み合わせて動画が作れるようになった

意外な方向性で出来ることがワッと増えました。

Tsugumi
Tsugumi
まだ十数曲リストアップしてあるので、できたものを順次載せていきたいと思います。ゆくゆくは難しい曲の解説にも挑戦したい

まとめ:大変だったけどやり切ってよかった!

コロナ禍でリモートワークに切り替わったりとバタバタしてた時期もありましたが、池田先生のレッスンDVDをおともに2年2か月、頑張ってみて本当によかったというのが、私の個人的な感想です。

同僚に情熱大陸を披露した瞬間、やり切った感が半端なかった。半年遅れて始めた親父に追い越されたのも、今となってはいい思い出…

30代の自分でもここまで弾けるようになったのに驚いてるんですけど、還暦の親父でも弾けるようになったのが一番の驚き(しかも先に始めてた私より上手いっていう)。

ふたりでやってみて、趣味で楽しむ分には大人になってからバイオリン始めても別に遅くないんだなと実感しました。共通の趣味ができたのも良かった。

バイオリンに憧れがあるけど、もう年だから練習しても遅いと思ってる方、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。きっと一生の趣味になると思います。

余談:今後の予定

DVDでの勉強が終わってしまったので今後どうしようかなとちょっと悩み中。

ワクチン接種したし、このままコロナが落ち着くようならバイオリン教室に通いたい気持ちもあり…なんて考えてたら今度はオミクロン株だよ!

とりあえず、しばらくは自分で弾きたい曲を市販の本で練習しつつ様子見かな…その間にパブリックドメインの曲をバイオリンで弾く解説記事をもっと増やしたいです。

それではまた、次の記事でお会いしましょう:)

ABOUT ME
桜木 継実(Tsugumi Sakuragi)
大人になってからバイオリンを始めたレイトスターター。最近はコロナ禍につき、お家でバイオリンDVDを観ながら練習中→DVDやりきりました(次何しよう)。歌うのも大好き。バイオリンや歌について気づいたことを書き散らしています
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