こんにちは、Tsugumiです。
エレキバイオリンで独学開始→アコースティックバイオリンを購入してバイオリン教室に通い始める→人事異動により8ヶ月で教室に行けなくなる→そしてまた独学へ戻ってきました(つらい)
今回はバイオリンの独学中に買ってよかったバイオリングッズを紹介します:)
バイオリン・弓に直接つけるもの
まずはバイオリンに直接つけるものから。
フレットシールThe Fiddle Fretter
まず買ってよかったもの堂々のNo.1。

バイオリンフレットシール The Fiddle Fretterです。
邪道だと怒られるかもしれません。お前、ノンフレットの楽器にフレットシール貼ったらもうそれフレット楽器じゃねぇかとも言われるかもしれませんが、気にしない。
的確な目安があるのとないのとでは、左指を抑える時の精神的なハードルが全然違います。特に独学だと、先生に目印をつけてもらえない…!
しかしこれを使うと、指板が始まるところからぴったり合わせて張るだけで、一発で目印がつきます。楽ちんです。
数あるフレットシールの中で一番のおすすめが、この『The Fiddle Fretter』です。
フレットシールの存在を知ってあれこれ試していた時、出費を抑えようとして1000円くらいのフレットシールを使っていたのですが、紙の素材ですぐ駄目になってしまって買い直してたら、結局割高に。The Fiddle Fretterは表面がつるっとした素材で、がしがし練習しても痛まずです。
1台目に買ったエレキバイオリンが壊れたので2台目を買ったのですが、The Fiddle Fretter、もしかして剥がして貼ったらまだ使えるんじゃない?と思って新しいエレキバイオリンに貼り付けてみたら、まだ使えました(強い)
気づけばThe Fiddle Fretterは未だに1枚しか買ってない。フレットシールの中ではコスパ最強だと思います!
また使い始めた当初は、これをべたっと貼ってしまうとフレットシールに頼り切りになって、自分で音が取れなくなるんじゃないかと心配してましたが、楽譜を目で追うの忙しくなるとだんだん自立していくもののようです。
最近はおかげさまで手元を見なくても指が勝手にそれっぽいところをおさえてくれるようになってきました。練習あるのみです:)
Dominant(ドミナント)4弦セット
私の買ったエレキバイオリンに張られていた弦がスチール弦だったので、途中でナイロン弦を買って張り替えました。
最初の慣れないうちは本当にバイオリンがキーキー鳴って、スチール弦の金属っぽい音と相まってかなり不快だったのですが、ナイロン弦に変えると音が柔らかくなってちょっと不快感がおさまりましたw
ナイロン弦は最初はノーブランドの安いものを使っていましたが、その後は先生のすすめでドミナント(Dominant)を使うようになりました。
購入もこれまた先生が教えてくれた弦専門の通販ショップI love Strings.で。セールやってる時だとドミナントのE,A,D,G線セットが定価から70%OFFの2,689円で買えてしまうんです!
ドミナント、セールになってないかなぁ…と時折チェックしています。セールしてないときでもAmazonより若干安く済む気がします:)
磁石式バイオリンミュート MAGI PIANISSIMO
おうちバイオリン練習で、音をおさえるために重要なバイオリンミュート。
色々試した中で、一番のお気に入りが磁石式のバイオリンミュート、MAGI PIANISSIMOです。
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これの何が良いかと言うと、ゴムの中に磁石が入っていて、駒に磁力で巻きつけて使うという構造になっているところ。
写真で見てもらうとわかりやすいのですが、これがバイオリンミュートを付けてない時の視界。

駒の上に何も邪魔するものがないので、指板をおさえているところが自分からよく見えますよね。弓の毛がどの弦を捉えているのかもしっかり見えます。
次にゴム製ミュートや金属製ミュート等、駒の上にかぶせて使うタイプのミュートを使った時の視界。

バイオリンミュートに阻まれて、指板がよく見えん!
弓の毛と弦が触れてるところも見えない。ボーイングの練習とか重音の練習する時にものすごく不便なんですよね。
そこでMAGIのPIANISSIMOを使うとどうなるかというと…

よく見えるじゃん…!
もちろん金属製ミュートよりも消音効果は劣ります。
しかしゴムの中に磁石が入っているので、ゴム製のミュートよりも音が小さくなります。
私はエレキバイオリンを使って練習しているので、MAGI PIANISSIMOの消音効果で十分な感じです:)
実際どのくらい音小さくなるの?と気になる方は、アコースティックバイオリンとエレキバイオリンにこれをつけて騒音計で何デシベルか測った日記がありますので、よろしければチェックしてみてください。

グリップ矯正ガイド
左手の指でどのあたりをおさえるかは、一番最初に紹介したフレットシールを貼れば一発で目安がわかるのですが、独学で何が困るって弓を持つ方の手。これが本当に迷子になる。
そこで役立つのがグリップ矯正ガイド。
私はボウ・ホールド・バディ、ボウ・メイト、ピンキー・ホールドっていうやつを使ってます。どれもすごくおすすめですが、人によっては手の大きさに合わなかったりするので、購入の際は慎重に検討を!
ボウ・ホールド・バディ Bow Hold Buddy
こちらは1つ付けるだけで小指とその他の指の置き場所をサポートしてくれる、ボウ・ホールド・バディです。
ボウ・ホールド・バディはナメクジの形をしたグリップ矯正ガイドです。
小指を置く位置と人差し指を置く位置が明確に決まるので安定して弓を握ることができます。そしてすごくかわいい。癒やし。
もう1つ同様の製品でカエルの形をしたものがあるのですが表面がゴツゴツしていて使いづらいというレビューがあったため、私は表面が滑らかそうなナメクジを使っています。
カエルの方は結構リアルですw
使ってみると小指も丸くなるし人差し指も力がかけやすく、弾いた時の音が全然違う!と感動していました。
バイオリン教室で右手が崩れてくると先生が注意してくださいますが、家で1人で練習しているとなかなかチェックしづらいので、ボウ・ホールド・バディのおかげで自宅での練習がかなり気楽になりました。
ただ手の大きさによって合わない場合があるという点と、取り付けるためにフロッグ(毛箱)を外さないといけない点、結構大きくてバイオリンケースに弓が収まりづらくなるところが難点かな?と思ってます。
ボウ・メイト Bow Mate + ピンキー・ホールド PinkyHold
ピンキー・ホールドは小指の矯正グッズです。
私の悪い癖で、小指がつっぱって常に反ってしまっていたのですが、これを使った瞬間から小指が丸くなりました…取り付けも簡単で何より安い!価格に対しての効果が大きすぎて大満足。
取り付け方は弓の後ろからぎゅっと入れるだけ(本当に簡単)位置の調整もしやすいので、小指が気になる人にはぜひおすすめしたいです。
そしてボウ・メイトは人差し指の位置をサポートしてくれるグッズです。
溝に人差し指を置くことで弓がグリップしやすくなります。
このボウ・メイトとピンキー・ホールをを写真のように合わせて使えば、ボウ・ホールド・バディのように右手全体の矯正ができ、しかも2つとも好きな位置に動かせるので手のサイズに関係なく使えます。フロッグを外さず取り付けができるので、邪魔な時はサッと取れるところも気に入っています。
ただ、ボウ・メイトとピンキー・ホールドをどの位置に置くかは自分で決めないといけないところが難しい点です。
私は自分でうまく場所を決められなかったので、先生に「こんなものを買ってみたんですがちょうどいい感じに調整してもらったりできませんでしょうか…」とお願いしたところ、先生が「えっ!?なにこれ?こんなものがあるの?なるほどちょっと持ってみて?これくらいかな…」とノリノリで調整してくださいました(感謝です!)
バイオリン練習時に使うアイテム
お次はバイオリンを練習する時に使うグッズたちです。
姿見(全身が見える鏡)
これは私の場合、元々家にあったので意識したことなかったのですが、この間壊しちゃってしばし鏡なしで練習してたら、大事さに気づきました(失ってから大切な存在だったことに気づくあるある)
変な体勢になってないか、出来る限り全身が見えるサイズのものがおすすめです。
YAMAHA チューナーメトロノーム
これはバイオリン教室の先生に教えてもらって同じ物を購入。YAMAHAのチューナーメトロノームです。
独学をしていたころはチューニングもメトロノームもスマホアプリで済ませていたのですが、その後バイオリン教室に行き始めた時、先生に「何かバイオリン練習で買い足した方が良いものってありますか?」とたずねたら、スマホじゃなくてチューナーでやった方が便利だよとアドバイスいただきました。
先生とまったく同じ物を買ったのですが、確かにチューナーそのものがあったほうが便利!
スマホアプリでやるとちゃんと測れないこともあり、チューニングに時間がかかってはイラッとしてたのですが、さすがはチューナー単体。素早くチューニングできるし、練習途中で「あれ?なんか音ずれてきてる?」と思った時に、さっと確認するのにも重宝してます。
譜面台
譜面台も、最初は使ってなかったのですが、いざ使ってみたら無いと困るアイテムでした。
最初は机にバイオリンの本を置いてそれを見ては弾き、見ては弾きってやってたんですけど、譜面台で目の前に楽譜あると練習の効率がぜんぜん違う…!
色んなタイプの譜面台がありますが、重たくて立派な譜面台のほうが2冊載せたりしてもぐらぐらしないので使いやすいです。ただし持ち運びには向かなくなります。
そして持ち運びしたいのでと軽さ重視しすぎると、今度は厚めのテキスト載せた時にぐらぐらします。
今私が使ってるのはこちらの譜面台ですが、これだと薄いテキスト2枚くらいなら大丈夫。持ち運びもそんなに重くないので気に入ってます!
バイオリンスタンド
これも練習中にあるとすごく快適になるグッズ、バイオリンスタンドです。
今私が使っているのはHERCULES (ハーキュレス)のバイオリンスタンドDS571BBです。
練習を中断する時、バイオリンをケースに寝かせると肩当ての分ボコってなって気になってたのですが、これを買ってからちょっとバイオリン置きたい時にさっと置けるようになりストレスフリーです。
また、いちいちケースにしまわなくても良いので、練習してたけどちょっと仕事してからまた練習再開しようっていう時もスタンドにかけたままにしとくと、時間が出来た時にさっと練習に戻れるのが良い!ケースに収まっているときと比べて、心理的ハードルが下がります。
弓は上のT字のところにひょいっとかければOK。置く時に肩当てがついたままでも大丈夫。最近買ったバイオリングッズの中で一番のお気に入りです:)
番外編 便利だと思って買ったけど後悔してるもの
便利なものばかり紹介したので、最後は便利そうに見えてあと一息だったバイオリングッズを紹介します。
ボーイング矯正ガイド
独学を始めた頃、最初のうちは弓を真っ直ぐひくことが出来ず、駒の方に寄っていってしまったり弓が斜めになってしまったりしていました。
そんな時、とても気になったのがボーイング矯正ガイド。

透明なアーチに弓を入れて弾くと強制的にまっすぐ弓を弾くことになるという優れもの。オンラインショップのレビューを見ても「すぐに効果があった」という言葉が目立ち、とても欲しくてですね。
しかし一方で「幅が狭すぎて弓を寝かせるような弾き方は無理」「弓が当たるので傷つかないか心配」という声もあり、これは買わないほうがいいのか、でも透明で見やすいし取り付けるところもシリコンでバイオリン傷つかないようになってるしぜひ使ってみたいけどな…と悩んだ結果「悩むなら買ってしまえ!」と思って購入しました。
買って早速つけてみたら、そもそもエレキバイオリンのボディが半分欠けているタイプには取り付けられなかったというオチ…
その後アコースティックバイオリンに乗り換えた時に「ついに使えるぞ!」と思って嬉々として使ってみたのですが、やはり弓を寝かせて弾いたり元弓で弾く練習をしたりするとガイドに弓がゴツゴツ当たってしまい逆に練習の邪魔…
本当にあとほんのちょっと。あとほんのちょっとだけアーチが離れてたら最高に使えてた。
今のままだと使えないので、スパッと真ん中で切っちゃって、間にアクリル板挟んでグルーガンで止めちゃおうかな…そしたらまともに使えるようになるかな…と未だに悩んでいる一品です。ご購入の際はご注意ください。
まとめ:独学をサポートしてくれるバイオリン用品万歳!
以上、実際に購入したことのあるバイオリン用品で買ってよかったものについて紹介しました。
独学で質問できる人も居ない状態だと、練習用グッズひとつ買うだけでも延々と悩んでしまいますよね。
私も買ってみて良かったり失敗したりの繰り返しです。またおすすめできるグッズがあればお役に立てるように追記したいと思います:)
